兵庫県は内申点が重要!内申点をあげるポイント

【高校受験】兵庫県は内申点が重要。上げるポイントも紹介

兵庫県の公立高校一般入試の合否判定は、全国の中でも内申点の割合が高いのが特徴です。

合否に大きく影響するからこそ、「いつからの成績が関係するの?」「生徒会や部活は加点される?」「計算方法は?」などの疑問点は解消しておきたいですね。

今回は、兵庫県の公立高校入試における内申点について徹底解説していきます。内申点を上げるポイントや下がってしまう行動も紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

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内申点とは、学校の成績を数値化したもの

内申点とは、学校の成績を数値化したもの

一般的な公立高校入試では、在籍している中学校から受験する高校へ「調査書」が送られます。調査書には、主に生徒の「成績」や「学校生活のまとめ」が記載されています。

この「成績」に該当するのが「内申点」です。内申点は各教科に対する5段階の評定をもとに、都道府県ごとに定められた計算方法で算出された数値で決まります。

次の項目では、兵庫県の内申点に関して詳しく解説していきます。

兵庫県の内申点の内容と特徴

兵庫県の内申点の内容と特徴

兵庫県の公立高校一般入試の合否は、「内申点」と「当日の学力テスト」の合計得点で決まります。配点は内申点250点、当日の学力テスト250点の1:1。全国の中でも内申点の割合が高く、「内申点は足りなかったけど、当日の点数がよかったので合格した」という例はあまりありません。兵庫県においては、内申点が低ければ、そもそも希望の高校を受験することすら難しいと考えていいでしょう。

この項目では、保護者や生徒からの質問が多い「内申点の評価時期」「生徒会や部活の加点の有無」「計算方法」の3つに関して解説していきます。

内申点は、主に中3の1、2学期の成績で決まる

「兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱」に書いてある内容をまとめると、内申点は、主に中3の1、2学期の成績で決まります。

ただし、実際は中3の3学期(1月初め)の実力テストの影響もゼロとは言えません。1月の実力テストまで、気を抜かずに取り組むことが大切です。

生徒会や部活は内申点にはほぼ影響なし

生徒会や部活が加点対象になる都道府県もありますが、兵庫県の公立高校一般入試の場合、生徒会や部活、ボランティアなどの活動は「参考」程度にしか見られません。「ほぼ影響なし」と考えていいでしょう。

ただし、合格ライン上に同得点が複数人並んだ場合は、判断材料として使われる可能性があります。また推薦入試や特色選抜入試では合否判断で重視されることがあります。

兵庫県の内申点の計算方法

内申点の計算方法は、中3の「国語」、「社会」、「数学」、「理科」、「外国語」の5教科の評定の和を4倍した値と、「音楽」、「美術」、「保健体育」、「技術・家庭」の4教科の評定の和を7.5倍した値の合計です。表にすると以下のようになります。

  主要5教科 実技科目
計算方法 5段階の和×4 5段階の和×7.5
配点 100 150
合計 250

 

計算式

教科
評定
計算式 20×4=80 16×7.5=120
内申点 200点

ちなみに、当日の学力テストは【5教科×点数(100点満点)×0.5】したものが得点になります。

兵庫県の公立高校入試の種類と内申点の関係

兵庫県の公立高校入試の種類と内申点の関係

兵庫県の公立高校入試は以下の3種類があります。

  • 一般入試
  • 推薦入試
  • 特色選抜

この項目では、内申点がそれぞれの入試にどう影響してくるのかに関して説明していきます。

一般入試は、50%のウェイトを占める

公立高校一般入試における点数配分は、内申点、当日の学力テストの250点、250点の1:1です。先述した通り、兵庫県は全国的にも内申点が大きなウェイトを占めています。

【合否判定】内申点と当日の学力テストの合計点で判断
(合格ライン上に複数の生徒がいた場合は、生徒会や部活、英検などが判断材料になる)
【内申点の関わり】50%のウェイトを占める

推薦入試は、推薦を受けるために内申点が必要

特定の高校・コースにおいて、学校長から推薦された生徒が受けられるのが推薦入試です。内申点の配点に関して明記はなく、そもそも内申点の高い子、同程度の子が集まるため、面接や適性検査の結果が重要視されます。しかし、まずは通っている中学校からの推薦をもらうために、高い内申点が必要になるといえるでしょう。また、推薦入試が不合格となり一般入試を受けることになった場合のことを考えても、高い内申点をとっておくにこしたことはありません。

【学校の推薦】必要
【合否判定】主に調査書・面接(学校・学科によっては小論文・適性検査などを実施)
【内申点の関わり】明記はされていないが、推薦を受けるために重要(内申点重視なのか適性検査や実技検査を重視しているかは学校によって異なる)

特色選抜は、内申点重視の傾向

人文・社会科学系類型や芸術・スポーツ系類型など普通科の特色ある類型で実施されるのが特色選抜です。生徒自らの能力・適性、興味・関心に応じて、学びたいことが学べる学校選択を支援する入試制度ですので、学校の推薦がなくても受験することが可能です。

内申点の配点に関しては明記されていませんが、学校の推薦が不要ということで、高校側が判断基準として内申点を重要視するのは間違いありません。

しかし、内申点の高い子が集まるトップ校の特色選抜は、内申点だけでの比較が難しいので、面接や適性検査なども重要視されている印象です。

【学校の推薦】不要
【試験方法】主に調査書・面接(学校・学科によっては小論文・適性検査などを実施)
【内申点の関わり】明記はされていないが、重要(内申点重視なのか小論文や実技検査を重視しているかは学校によって異なる)

内申点が下がってしまう行動は?

内申点が下がってしまう行動は?

テストの点はいいのに内申点が思ったように上がらない…。そのような場合は、内申点が下がる行動をしているのかもしれません。以下の行動には注意が必要です。

  • 授業中に寝る、雑談をする
  • 遅刻をする
  • 忘れ物が多い
  • 提出物の期日を守らない
  • ずっと下を向いて授業を受ける

どれもすぐにでも改善できる内容です。特に「ずっと下を向いて授業を受ける」というのは、真面目に聞いていても「積極的でない」と判断され内申点に響く可能性がある、もったいない行動です。(実際に、これが理由で内申点が低い生徒がいました)

もちろんこれだけが原因とは限りませんが、内申点が思うように上がらない場合は、一度行動を見直してみて損はありません。

【兵庫県版】内申点を上げる4つのポイント

【兵庫県版】内申点を上げる4つのポイント

 

高校入試に向けて1点でも多く取りたい内申点ですが、どうしたら上げることができるのでしょうか?

定期テストや実力テストでいい点を取るのはもちろんですが、この項目では点数以外で内申点を上げる4つのポイントを説明していきます。学校の通知表成績は担任教師が個々につけるものですので、これらが必ずしも重要視されるとは限りませんが、実践して損はありません。

①内申点のつけ方を把握する

まず、内申点のつけ方を正しく把握しましょう。そうすることで、どこに注意して学校生活を送ればいいのかが見えてきます。

評定を決める3つの観点

2021年度より導入された「新学習指導要領」下では、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3つの観点で評定が決まります。

3つの観点の評価内容は学校ごとに違います。例えばある中学校では、3つの観点は以下の内容で評価するとされています。

知識・技能/定期テスト・小テスト・まとめテスト

思考・判断、表現/定期テスト・小テスト・まとめテスト

主体的に学習に取り組む態度/ノート・ワーク・授業に取り組む態度

学校ごとにきちんと提示されますので、頭に入れておくようにしましょう。

内申点は絶対評価

2004までは「相対評価」で評定がつけられていたので、保護者世代は「成績=相対評価」のイメージがあるかもしれませんが、今は絶対評価でつけられることを把握しておきましょう。

まず、他人との比較で評定が決定するのが「相対評価」です。「5」は学年の上位7%の人数というように、人数の割合が決められています。自分なりにいい点を取ったとしても、それ以上の人がゴロゴロいれば、「5」や「4」はもらえません。

一方、自分自身が比較対象なのが「絶対評価」です。以前より「努力したか」「成長したか」が重視されます。

テストの点数は数値化され分かりやすいのですが「努力」や「意欲」は数値化できません。よって絶対評価下では「先生の主観」が、成績に大きく影響することも知っておいてください。

また、1学期に非常にいい成績をつけると、その後の伸び幅が分かりません。そのため1学期の評定は低めにつけられる傾向があることも知っておくと安心でしょう

②授業に積極的に参加する

授業態度も内申点に大きく影響します。授業を真面目に受けることが大原則ですが、よりアピールするためには以下の行動もおすすめです。

  • 授業中、積極的に発言・質問する

  • 授業中、先生の話にうなずいたり目を合わせたりする

  • 授業時間外に分からない問題を学校の先生に聞きに行く

「授業に積極的に参加する」となると、内気な子は不利に感じるかもしれません。しかし、上記の通り、話にうなずくといった方法でも積極性を見せることは十分可能です。
日々の積み重ねが大事ですので、子ども自身が取り組みやすい方法を選択してください。

③提出物の期限を守る

提出物の期限を守ることは非常に大切です。1日遅れただけで大幅減点というケースも多いです。提出日は必ず守りましょう。極論を言えば、1日遅れて完璧なものを出すより、未完成でも期限内に出したほうがましです。

④学校の先生に「足りない部分」「努力の方法」を聞く

内申点には、授業態度、テストの点数、提出物など、多くの要素が絡みます。どこに注力すべきか悩むこともあるでしょう。

生徒の内申点に足りない部分を知っているのは、「内申点を決める学校の先生」です。学校の先生に「どこを努力すべきか」を直接聞き、「努力の方法」のアドバイスまでもらうといいでしょう。

アドバイス通りに努力する姿は、先生には好印象です。効率よく努力することが可能ですし、勉強に意欲的との評価もつながります。

実技科目の内申点が大切な理由とアップする方法

実技科目の内申点が大切な理由とアップする方法

「足が遅いから…」「絵心がないから…」。実技科目の内申点の上げ方に悩んでいる子や、主要5教科の勉強に熱心になるあまり、実技科目がおろそかになっている子は多いと思います。

この項目では「実技科目に注力すべき2つの理由」と、「実技科目の内申点がアップする2つの方法」に関して解説していきます。

実技科目の内申点に注力すべき2つの理由

まず、実技科目に注力すべき2つの理由について説明していきます。

実技科目の内申点は大きな得点源

1つ目の理由は「実技科目の内申点は大きな得点源」ということです。計算すると以下のようになります。

主要5科目の内申点は【評定×4】
実技科目の内申点は【評定×7.5】
当日の学力テストは【100点満点×0.5】
計算すると、実技科目の評定「1」は当日のテスト「15点分」

例えば、体育【3→4】音楽【4→5】と、2つ科目の評定が1ずつ上がると、当日の学力テスト30点分に匹敵します。当日に30点挽回するのはほぼ不可能ですが、事前に実技科目の評定を1ずつ上げることは十分可能です。

実技科目の内申点は比較的上げやすい

2つ目の理由は、「実技科目の内申点は比較的上げやすい」ということです。

主要5教科は積み重ねが大切です。内申点を上げるためには、それなりの時間や努力が必要です。一方、実技科目は、「実技」が重視されますので、授業での態度も大切。授業の態度は明日からでも変えられます。

「そもそも、運動苦手だから無理…」と思う子もいるかもしれません。しかし、実技科目の評定が高い子は、単に「上手」だからではなく、「上手で好きだからこそ、積極的に授業に関わり、テスト勉強もまじめにする」点で、良い評定につながっていると考えられます。

実技科目の内申点を上げる2つの方法

これから、実技科目の内申点を上げる2つの方法を解説していきます。

授業をしっかりと聞く

実技科目のペーパーテストは、先生ごとに大きく個性が出ます。授業を真面目に聞き、配布プリントをしっかり勉強することが高得点への近道です。

「関係代名詞の単元では、接続詞の問題は必ず出る」など、主要5教科のようにセオリーがないからこそ、授業が非常に大切。中には、実技科目だからと手を抜く子がいますが、1回1回の授業を大切に受けましょう。

積極的にがんばる

実技科目の内申点を上げるためには、上手い下手に関わらず、積極的にがんばる様子を先生にアピールしましょう。アピール例は以下の通りです。

  • 授業中、先生の話にうなずいたり目を合わせたりする
  • 授業の準備や後片づけを積極的に行う
  • 先生に実技のアドバイスをもらい、それを実践する
    (例:速く走る方法を聞き、アドバイス通りのフォームで走る練習をする)

実際に体育が苦手な子でも、授業前の準備と後片付けを毎回することで「5」の評定をもらえた事例があります。教師判断でつけられる成績ですので、これをしたから必ず評定が上がるといったものではありませんが、試して損はない方法ですのでぜひ実践してみてください。

まとめ

兵庫県の公立高校入試は一般入試・推薦入試・特色選抜、どれをとっても内申点が重要です。そのため、内申点の内容、上げるポイント、下がってしまう行動などをきちんと知っておくことが大切です。

若松塾では、兵庫県下で60年以上培ってきたノウハウを活用し、内申点対策から当日の学力テスト対策まで総合的に高校入試をサポートしています。随時無料体験授業も行っていますので、兵庫県での高校受験をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。

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