塾に通っているのに成績が上がらない原因は?

【中学生】塾に通っても成績が上がらない原因は?対処法と転塾を決めるポイント。

子どもが中学生になったら塾に通わせるご家庭は多いのではないでしょうか。その目的も小学生なら「学習習慣を身につける」などが挙げられますが、中学生ともなると「成績アップ」や「高校合格」といった成果がシンプルに分かるものになるでしょう。

そんな中、思うように成績が上がらないと「この塾、うちの子にあってるのかしら」という不安や「高いお金を払っているのに」という不満も感じるのではないでしょうか。

この記事では、塾に通っているのに成績が伸びない原因や、その対処法を解説しています。転塾を判断するポイントも紹介していますので、ぜひご参考になさってください。

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塾通いの成果が出るのは「3カ月後」

塾通いの成果が出るのは「3カ月」

塾に通って、どのくらいの期間成績が上がらなければ「伸びていない」という判断になるのでしょうか。個人差がありますが、目安としては「3カ月ほど」です。通塾されて3カ月程度で変化が出てくることが多く、3カ月たっても変化が全くない場合は、何かしら伸びない原因があると考えられます。

「成績が伸びない=塾が合わない=転塾」と考えたくなるかもしれません。しかし、伸びない原因が子ども側にある時は、転塾してさらにうまくいかなくなる場合もあります。まずは、「伸びない原因」を明確にすることから始めましょう。

塾に通っても成績が伸びない4つの原因

塾に通っても成績が伸びない4つの原因

塾に通っても成績が伸びない原因は以下の4つです。

  1. 「塾に通うこと」が目的になっている
  2. 家庭学習ができていない
  3. 勉強のやり方を勘違いしている
  4. 塾のスタイルと子どもが合っていない

塾に通っても成績が伸びない原因は、子ども側にあるケースと、塾側にあるケースがあります。子ども側にある時は、子どもの勉強方法や意識を改めることで、成績がアップする可能性があります。塾側にある時は、塾の教師への相談や転塾をきっかけに解決する場合があるでしょう。

それぞれの原因について、詳しく説明していきます。

原因1.「塾に通うこと」が目的になっている

「塾の授業が分かりにくい」と言っている子の中には、親から言われてイヤイヤ通っている、授業中ボーっと席に座っているだけなど、「塾に通うこと」が目的になってしまっている子が比較的多いです。

ただ通うだけになっていると、授業についていけず理解不足がどんどん膨らみ「手がつけられなくなってしまう」ということにもつながります。

原因2.家庭学習ができていない

塾の授業は受けただけで「できる」ようになった気がするものですが、実際には「できる」ようにはなっていません。「わかる」ようになっただけです。

塾で習った知識の定着(「わかる」を「できる」に変える)には、トレーニング(家庭学習での演習)が欠かせません。また、塾ではわかっていたはずなのに家ではできないことは多いので、「家で解けなかった箇所を次回の通塾時に質問する」など家庭学習の良いサイクルを回すことが成績アップには大切です。

「わかる」授業だけで満足し、家庭学習ができていない子は、なかなか知識の定着ができない可能性があります。

原因3.勉強のやり方を間違えている

塾では勉強法の指導もおこないますが、最終的にどう勉強をするかはその子次第です。勉強のやり方にエラーがある場合は、いくら時間を費やしたとしても効果は期待できません。

良くないパターンとして「うまいやり方、裏技ばかり求めている」「自分のやれることばかりしている」の2つが考えられます。子どもがどう勉強しているか、すべて把握するのは難しいと思いますので、塾の教師に子どもの状況などを質問してみるといいでしょう。

うまいやり方、裏技ばかり求めている

物事を習得するにはある程度の期間、「演習→ミス→修正」を繰り返す必要があります。しかし、生徒の中には「もっと簡単な方法ないの?」「楽に解ける裏技ない?」とうまいやり方(楽なやり方) ばかり知りたがる子がいます。

目の前の小テストに合格するためなら、それでもいいでしょう。けれど長く使える本当の実力をつけたいのであれば、「楽」や「裏技」ばかりではいけません。簡単で楽な方法を探すことばかりに労力を注ぐ子は、標準レベル、応用レベルに苦戦し、伸び悩んでいることが多いように感じます。

自分のやれることばかりしている

定期テスト前の学習で大切なのは、「間違った問題や分からない問題ができるようなる」ことです。とはいえ、自分のわからないところやミスに向き合うのは大人でも楽しいものではありません。

そこで「まとめノートを作る」や「暗記カードを作る」、「たくさん漢字や英単語を練習する」など、手をたくさん動かし、時間のかかる『作業』をして勉強をしている(頑張っている)と勘違いしている子がいます。もちろん、「ノートをまとめること」や「暗記カードを作ること」を否定する訳ではないのですが、テスト前には、その緊急度や重要度はぐっと下がります。

自分のやれることばかりに時間を費やす子は、勉強時間と点数が見合っているかのチェックが必要です。

原因4.塾のスタイルと子どもが合っていない

塾のスタイルと子どもが合っていないことが原因で、成績が伸びない場合があります。例えば、大勢の生徒の中だとついつい楽しくなってしまう、どうしても話したくなる、など集団指導のスタイルに向かない子は一定数います。一方で、勉強中に横につかれると窮屈に感じる、緊張してしまう、など個別指導のスタイルに合わない子もやはり一定数います。

大切なのは、子どもが落ち着いて授業、勉強に打ち込める環境です。塾のスタイルと子どもが合っていない場合は、勉強に集中できず成績が伸び悩む可能性があるでしょう。

若松塾では、塾での様子などをお話する個別懇談を行っております。お困りごとがある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。また、体調の問題や生活習慣の乱れなどで勉強に向かう準備ができなくお休みする場合の補習も行っております。兵庫県で塾をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。

塾で成績を上げる方法

塾で成績を上げる方法

塾で成績が上がらない原因が判明したなら、次は改善策を探りましょう。改善策は以下の2つです。

  • 主体性を持って塾を活用する
  • 子ども自身が「勉強をする覚悟」を持つ

それぞれに関して、詳しく説明していきます。

主体性を持って塾を活用する

先述した通り、塾は通うだけで成績が伸びる場所ではありません。色々な『きっかけ』を与えてくれる場所だとの認識をしておくといいかもしれません。

塾が『きっかけ』で成績が伸びた例

  • 塾の授業を『きっかけ』に学習内容、学習単元のポイントを理解できた
  • 確認テストが『きっかけ』で英単語を着実に覚えられた

成績を伸ばすには、「塾が何とかしてくれる」という受け身の姿勢ではなく、「塾を活用する」という主体性を持つことが重要です。「塾を活用する方法」としては、以下のような例が挙げられます。

  • 分からないところは、すぐに先生に質問する
  • 毎回の確認テストで満点を目指す
  • 模試や実力テストの結果から現在の課題を把握する
  • 補習制度を利用する
  • 塾の自習室を利用する
  • 担当の教師に勉強法のアドバイスをもらい実践する
  • テスト対策授業やその他オプションなど、必要な講座は受講する
  • 塾の授業で必ず一日に一つは質問する
  • 塾の宿題は丸付け、やり直しまできちんと行う

塾を積極的に活用しているうちに、勉強に対する姿勢や自信が高まり、学習の良いサイクルが身についてき、成績アップが期待できるでしょう。

「覚悟」を持つ

成績が伸びる一番のきっかけは、「毎日、1時間だけでも自習をしに行く」「国語の読解問題を毎日1題は解く」「確認テストは必ず毎回合格できるくらい勉強をする」など、自らが決めた取り組みを必ずやることです。

そういう覚悟が決まっている子は「今日は、部活が忙しかったから、勉強は明日に」「今は、体育祭前だからそちらに全力を」など、自分に都合のいい言い訳をせずに、結果に向かって学習を積み重ねることができます。

覚悟を持って勉強するようになるのは、簡単ではありません(ダイエットを考えていただくとわかりやすいかもしれません)。普段からどんな自分でいたいか、という「あり方」の面に強く関わります。

保護者はテスト前や受験期だけでなく、話しやすいタイミングで「どうありたいか、どうなりたいか」を子どもと一緒に話してみるものいいかもしれません。

塾で成績が伸びない時に、保護者がするべきこと

塾で成績が伸びない時に、保護者がするべきこと

塾に通っても子どもの成績が伸びない時に、保護者はどのようにすればいいでしょうか。この項目では、子どもが伸びない時に保護者におすすめする2つの行動を説明していきます。

1.塾と協力関係を作る

集団指導塾は1人の講師が数十人~百数十人の子どもを担当します。いくら丁寧に見守っていたとしても、一人ひとりの学習状況を完全に把握し続けることは難しいのが現実です。

そこで塾と家庭との協力が大切になってきます。家庭学習の様子やテスト・模試の成績など、困りごとがあれば、積極的に塾に相談するといいでしょう。

塾の教師に相談することで、子どもの問題を「塾と家庭の共通の課題」にできます。その結果、子ども自身が気付いていなかった「弱点」「クセ」「課題」などの発見ができたり、「どのようなことから始めればいいか」といった一歩踏み込んだアドバイスを塾から受けられたりするでしょう。

2.子どもに信頼を伝える

塾に通っているのに成績が伸びない場合、「勉強しなさい!」「ちゃんと宿題したの?」とついつい言ってしまいたくなることもあります。しかし、責めるような態度や発言で「自分のために叱ってくれている、ありがたい!」と思える子は少ないでしょう。

コントロールしようとする気持ちが透けて見えるコミュニケーションはマイナスです。ギスギスした雰囲気を作り出すよりも、子どもに「信頼をしている」ということを伝える接し方を意識してみてください。

「ダメ出し」ではなく、「ヨイ出し」をしてあげて、子どもができているところや本人が気づいていない素晴らしいところを誇張なく伝えてあげるといいでしょう。親からの「ヨイ出し」は、勉強を頑張る「燃料」になります。

塾で成績が上がらない場合に、転塾を決めるポイント

塾で成績が上がらない場合に、転塾を決めるポイント

塾に通っているのに子どもの成績が伸びない場合の最後の手段としていよいよ転塾が考えられます。新しい塾と子どもの相性が良ければ、問題はないのですが、新たな塾の仕組みに慣れたり、先生の指導に慣れたりなど負担も少なからずあります。慎重に考え、行動していきましょう。

転塾を判断するポイントは、成績が上がらない原因が子ども側と塾側のどちらにあるかで異なります。

子ども側に原因がある場合

子ども側に原因がある場合は、今通っている塾でその原因を解決するのが一番です。転塾ではなく、担当教師にしっかり相談することをおすすめします。
ただし、集団指導塾で「宿題さえしない場合」と「授業を集中して聞けない場合」は、授業についていくことができません。一人ひとりに合わせた指導を行う個別指導塾に転塾したほうがうまくいく可能性があります。

塾側に原因がある場合

「指導スタイルが合っていない場合」や「生活リズムに合っておらず、通塾が負担になっている場合」など、塾と子どもとの相性が悪いケースでは、転塾で解決する可能性があります。

しかし転塾を視野に入れたとしても、まずは今通っている塾に相談するのがおすすめです。「担当教師が、分からない箇所がないか積極的に声を掛けるようにする」や「別の時間帯の授業に変更する」ことで、解決できる場合もあるでしょう。

なお、転塾を成功させるポイントに関しては、以下の記事で詳しく説明しています。ぜひ、ご参考になさってください。

転塾のベストなタイミングはいつ?成功のポイントも紹介!

まとめ

塾に通わせているのに子どもの成績が伸びないと、不安や不満を感じる方も多いと思います。その場合は、まずは子どもの現状を塾と協力して分析し、今後の解決策を一緒に探るといいでしょう。

塾と子どもとの相性が悪い場合は、転塾することも一つですが、劇的に良くなるというケースは多いものではありません。担当の教師に相談しても解決しない場合の最終手段と考えておきましょう。

若松塾では、一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導をおこなっています。成績が伸び悩んだ場合でも、無料の補習や面談、個別プリントなどで対応します。兵庫県で学習塾をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。

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