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読書嫌いでも国語の成績を上げるには?|若松塾教育コラム

読書と国語力は関係あり!
読書嫌いでも国語の成績を上げるには?

「うちの子本を読まないから、国語の成績が悪くて・・・」「国語の成績を伸ばすには、子どもに読書をさせるべき?」国語に関して保護者から寄せられる悩みの多くには、「読書」というワードが入っています。実際、読書と国語は関係があるのでしょうか?
今回は「読書と国語力の関係」について現役国語教師が解説。読書を習慣化するコツや成績の上がる読書の方法、読書をしなくても国語の成績をアップさせる方法なども紹介していきます。

2021/11/15
[著者]若松塾専任教師 若宮誠司

目次

  1. そもそも国語力とは?
    1. 読書と国語力は関係あり!
    2. 国語力はすべての教科に通じる総合力へつながる
  2. 習慣的に読書をさせる5つの方法。本嫌いの子にも効果あり!
  3. 習慣的な読書で身に付く4つの力
  4. 成績の上がるおすすめの読書の方法は?
  5. 読書をしなくても国語の成績をアップさせる方法
    1. 読解力を上げるためには論理的な読みが必要
    2. 若松塾の長文読解指導

1.そもそも国語力とは?

国語力とは「文章を自然に読んで、内容を自然に理解し、設問の狙いも自然に分かる」ということ。この国語力を鍛えるには、頭の使い方に訓練が必要です。そのため、子どもに読書をすすめる保護者も多いのではないでしょうか。この項目では、読書と国語力の関係性について紹介していきます。

  

      

1-1. 読書と国語力は関係あり!

国語の成績がいい子どもの多くは「読書好き」という傾向があります。

読書によって、語彙力や知識を増やし、論理的展開に慣れていくことが、国語力の素養になっていきます。語彙力や知識を増やすことで文章を自然に読む力を得られます。加えて、論理的展開に慣れることで、内容を自然に理解し、設問の意図を捉える力を育みます。

文部科学省の文化審議会の中でも「読書は、国語力を構成している『考える力』『感じる力』『想像する力』『表す力』『国語の知識等』のいずれにもかかわり、これらの力を育てる上で中核となるものである」と言われています。

  

1-2. 国語力はすべての教科に通じる総合力へつながる

国語力は『国語』だけにとどまらず、全教科へと波及する能力です。大きく分けて2つの能力が高くなります。

たとえば教科書の文章が難しく、理解を深めるために、まとめノートを作る子は少なくないでしょう。国語力を高めることができれば、「教科書の文章が難しいから、まとめノートを作らなきゃ」と悩むことなく、読むだけで理解することが期待できます。

また、『英語』の授業でも能力を活かすことができます。英会話を習っている子はいい成績をとりますが、後々伸びてくるのは「国語力」が高い子が多いです。

つまり、読書で「国語力」を養うことは「総合力」の底上げへと繋がっていきます。

ぜひとも伸ばしていきたい国語力ですが、読書の効果は即効性があるものではなく2~3年の長期的なスパンで見なければなりません。そのため、いかに習慣的に読書をさせるかということが大切になっていきます。

2.習慣的に読書をさせる5つの方法。本嫌いの子にも効果あり!

子どもに習慣的に読書をさせるにはどうしたらいいでしょうか?これから、いくつかの方法をお伝えします。普段から本を読まない子にも使えますので、ぜひ参考にしてみてください。

  

1. 図書館で本を借りる

公立図書館は、入館料や貸出が無料で利用できます。また、返却のタイミングで次の本を借りることができるため、習慣化を目指すなら図書館が最適です。
借りた本を全部読もうと思うと負担になってしまうので、「全部読まなくてもオッケー」という気軽な気持ちで通うのがコツ。図書館通いを生活に組み込むことが大切です。

  

2. 興味のある分野の本を与える

興味のある分野の本は、多少難しくてもどんどん読んでいけます。文章に慣れていないときは、写真・図版・イラストなどの興味を引くものが多く載っている本からスタートすることがおすすめです。

  

3. 家族全員が本を読んでいるような時間を生み出す

「本を読みなさい!」と子どもにアドバイスするだけでなく、家族全員が本を読む時間を設けることが大切です。
夕食の後でも、休日の朝でもかまいません。本を読む時間を設けることで読書が習慣化するでしょう。
子どもの国語力を伸ばすなら、話題の本(漫画やテレビ番組でもOK)を家族内で共有、ディスカッションするのもおすすめです。「なぜこれが魅力的なのか」を家族に説明し説得することで、論理力を養います。

   

4. 新聞に掲載されているコラムや記事で興味が持てるものを探す

各新聞社から発行されている小学生新聞の定期購読をするのもいいでしょう。習慣的に読むことで語彙力も知識も大幅にアップします。

   

5. 好奇心を伸ばしておく

本が好きな子は、「新しいことを知りたい」という知的好奇心が強い子が多いです。子どもに読書をすすめるときは、子どもの好奇心を伸ばすことも心掛けましょう。
博物館や美術館などの文化施設に足を運んだり、自然体験をしたりするのがおすすめです。

3.習慣的な読書で身に付く4つの力

先ほど、読書は「語彙力や知識を増やし、論理的展開に慣れていくこと」で国語力の素養になると言いましたが、その他にも国語力に影響する多くの効果があります。

      

活字アレルギーがなくなる

普段から本を読んでいない子は、難しそうな文章に出会うと「無理!」とシャットダウンしてしまいます。一方、普段から活字に触れている子は、どんな文章でも前向きに読み進めようとする力があります。
また、最近の試験問題は文章量がアップしています。普段から読書をする子は読むスピードも速くなるので、テストでも有利になります。

 

アウトプットが上手になる

読書をすることで、読む力だけでなく書く力もアップします。たとえば「寒い」を表現するにも「手足がちぎれそうなほど寒い」「気持ちが滅入るほど寒い」「空気の冷たさが肌を刺すように寒い」など多くの文体に触れておくことで、自身の表現力の幅が広がっていきます。

 

集中力がつく

受動的にぼーっと見ることができるYoutubeやテレビと違い、能動的に「読もう」と思わなければ先に進められない本は自然と集中力がつきます。

 

想像力がつく

本を読むときは、文章から風景や登場人物の気持ちを想像しなければなりません。読書は頭の中でさまざまなことを思い描くため、自然と想像力が豊かになります。

4.成績の上がるおすすめの読書の方法は?

読書は自由に楽しむものなので、図鑑が好きな子は図鑑に没頭すればいいですし、物語が好きな子はドキドキしながら物語を読めばいいでしょう。ただ、ここでは「成績アップ」という視点でおすすめの読書方法を2つ紹介します。

  

少し難しい本を読んでみる

実力テストなどでは「その年代の子が読むには少し難しい文章」が出題されます。国語の成績を伸ばしたいのなら、普段から「少し難しい本」に触れておくといいでしょう。
加えて、語彙力アップにもつながります。興味がない分野だと挫折する可能性が高いので「興味のある分野の本」で挑戦してください。

  

音読する

赤ちゃんへの読み聞かせや小学校低学年で出る「音読」の宿題からも分かるように、言葉を習得するには「音」が大切です。家で本を読む際は、ぜひ音読をしてみてください。語彙力や知識の定着がスムーズになります。
また、難しい文章や問題に出会ったときも音読すると理解しやすくなります。高学年になると音読の習慣が減るかもしれませんが、分からない時はぜひ音読を取り入れてください。

5.読書をしなくても国語の成績をアップさせる方法

「いろいろ試したけれど、全然本を読まない!」「2~3年ではなく、今すぐ国語の成績を上げたい!」という保護者も多いでしょう。最後に、読書をしなくても比較的短期間で国語の成績を上げられる「論理的な読み方」を伝授します。

5-1. 読解力を上げるためには論理的な読みが必要

「論理的な読み方」とは、「対比」や「言い換え」に注目して、文章の内容を「大きくつかむ」ことです。

たとえば、下記の例文をご覧ください。

日本の場合は、自然に対して『融和的』であり、一方、西洋の場合は、自然と戦う

読書経験の少ない子どもは「融和的」という言葉で止まってしまいますが、「『融和的』と『戦う』が『対比』されているから、『戦う』を『戦わない』と裏を返すことで、『融和的』の意味が分かる」というのが論理的な読み方です。

その他にも、以下のような論理的な読み方があります。

・筆者は2つのものを対比するとき、一方に価値を与える傾向にあるから『~すべき』『~べきでない』などのワードに着目し、分類しながら読む。
・「言い換えに注目する」など

いくつかの論理的読み方のポイントを抑えながら読むことで、国語の成績を短期間である程度上げることが可能です。

5-2. 若松塾の長文読解指導

若松塾の長文読解授業では、論理的な読み方の「対比」と「言い換え」を中心に指導しています。生徒はキーワードを探し、「対比」と「言い換え」で分類する作業を通じて論理的読解を習得します。

この作業を意識的に行うと「先の展開」を予想しながら読め、筆者の言いたいことも正確につかめるようになるでしょう。また、自然と解答の根拠を押さえながら読むことになるので、設問の狙いがよく分かり、鋭い解答ができるようになります。

小学部では全学年で出口汪(ひろし)先生の「論理エンジンキッズ」を使用して論理的読解の指導にあたっています。気になる方は、お近くの若松塾へお気軽にお問い合わせください。無料体験も随時受付中です。

まとめ

多くの保護者が気にしている「読書と国語力の関係」。「ある」「ない」、さまざまな見解がありますが、多くの子どもたちを見てきた経験からも「関係はある」と断言していいでしょう。

しかし、読書によって国語力を養うには2~3年が必要です。短期間で国語の成績がアップする論理的な読み方で国語の成績を高い位置で維持しつつ、読書によって国語の素養をつけていくのがおすすめです。

このように論理的な読みができるようになれば、国語の読解力は大幅に上がります。

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若松塾中学部の国語指導について

論理的読解力と表現力を伸ばします。

論説や説明文の読解力向上に主眼を置き、論理的に文章を読み解く力を養います。
また、記述問題ではポイントを押さえて書き表せるよう、繰り返し演習を行います。

POINT!

知識を広げるオリジナル教材

中学校3年間で入試頻出の漢字・語彙400語を習得。公立高校入試で例年10%の配点を占める漢字知識分野で、着実に得点できる力を身につけます。また、漢字にとどまらず、様々な熟語を意味と合わせて覚えるので、語彙力がつき、論説文の読解に役立ちます。 語彙や文法の他、古文・漢文・詩歌といった苦手意識を持ちやすい単元も、若松塾オリジナル教材でわかりやすく指導。高校入試だけでなく、その先まで生きる知識として定着させます。

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