これからの塾に思うこと
久しぶりのブログです、思いのたけをつれづれに。
学校や塾が「通常運転」を再開して、
1週間が経ちました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
新型コロナ関連の自粛期間は、
塾の先生なのに、
8時ごろに帰って、11時ごろには寝る生活。
オンライン授業で画面に向かって、授業をする毎日。
子どもたちのいない教室。
この期間は、あれこれ考えさせられました。
暮らしのこと、家族のこと、
生徒のこと、仕事のこと、
会社のこと、スタッフのこと、
人生について、その他もろもろ。
さて、塾では対面授業が再開して、夏期講習の募集が始まっています。
どの塾でも「失われた3か月」「学習の遅れを~」など、
保護者の不安をあおるようなコピーが、HPやチラシに、あふれています。
うちの塾も、やはり同じようなチラシで、募集活動を行っています。
長年、学習塾業界にいますが、
今年は特に「さもしいなぁ」と感じます。
親御さんの「不安」な気持ちにつけこんで、生徒募集を行う。
キャンペーンでたきつけ、
「締め切り迫る!」と声高に申し込みを迫る。
締め切りが過ぎたら、何事もなかったかのように
用意されていた新たなキャンペーンに切り替える。
塾はいわゆる教育「サービス業」です。
長年、この業界にいながら、ビジネスライクになり切れないのが、
自分らしいところかな、なんて感じたりもしています。
今回のコロナ関連で、学習塾業界は大きく変わりました。
詳しいお話はどこかの機会にゆずるとして、
「聖域」というか
「それはなしでしょ!」という部分が崩れたと、感じています。
オンラインやICTツールを活用して、効率を上げる。
これは、ますます進んでいくことでしょう。
一方で、
人間でないとできないこと、
親以外の第3者として、子どもたちにどう協力していくのか、
どういう支援を行うのか、
これらがさらに大切になってくるだろうと、感じています。
この夏、若松塾西神南校は、
夏期講習の募集人数を
例年の約半分で、行うつもりです。
その分、
在塾生の皆さんや
期待を持ってきてくれる夏期生の皆さんと、
勉強を通じて「心の通った体験」ができるよう、
スタッフと詰めているところです。
本日から、小5~中1は、個別懇談が始まります。
ぜひ、その際に、休校期間中での、
彼らの変化やご家庭のお悩みなどをご相談ください。
ご家庭と塾で協力しながら、
お子様の可能性、人間性を育んでいければ、
我々にとって、こんなうれしいことはないと、
改めて実感している「通常運転」2週間目の月曜日です。
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