過去問の取り組み方 【社会編】

入試が近づき、具体的な学校の過去問にも取り組み始めている頃かと思います。

過去問演習をより効果的にするために、過去問に取り組む際の要点をまとめました。

ぜひ参考にして学習をより効果的なものにし、合格を勝ち取ってください。

今回は【社会】の過去問の取り組み方についてお届けします。

 

 

 今までの勉強が暗記中心だったのに対して、これからは、問題演習を通して覚えたことを有機的につなげていく段階に入ります。その過程で忘れてしまったことを覚えなおしたり、新たな知識を覚えたりしていきます。

 

① あまり古い問題はやらない

 問題演習の一環として過去問もやる必要はありますが、社会の場合は、あまり古い問題をやることはお勧めしません。データ的に古くなってしまっていることがあるからです。実際に解くのは、過去3年分ぐらいでいいと思います。

 

② 新傾向の問題にふれるようにする

 一つの学校の問題をさかのぼっていくよりも、他の学校の最新の問題をできるだけ幅広くやりましょう。というのは、入試問題にも「流行(はや)り」のようなものがあるからです。

 最近の傾向としては、記述式の問題、特に「あなたの考えを述べなさい」というような問題や選択問題の選んだ理由まで述べさせる問題、与えられたデータを読み取らせる問題なども見られるようになっています(いずれも2019年度三田学園)。

 

③ 時事問題は必ずチェック

 さらに、時事問題に備えて新聞やテレビのニュースなどもチェックし、世界の動きにも敏感にアンテナを張っておきましょう。

 今年だったら、ラグビーのワールドカップが開催されているので、出場国や試合の開催地の情報は一通りチェックしておきましょう。10月下旬になれば、各出版社から時事問題集が発売されますので、目を通すだけでもしておいてください。

 

④ 教科書内容を確認しておく

 最後に、学校の5年、6年の教科書を必ず見ておきましょう。図版やコラムなどからよく出題されています。これは、特に神戸女学院の受験者には必須です。

藤岡教室四谷大塚NET板宿本部校

山口 和敏

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