中学入試に出た「名作」

小学校の休校期間中いかがお過ごしですか。中学受験クラスの神谷です。

今回は、中学入試に出た「名作」を紹介したいと思います。

 

中学入試の国語の文章読解で出題される作品は、出版された時期から大きく3つのパターンにわかれます。

 

1つめはここ3年くらいで出版され話題となった本の中からの出題。

今年であれば、滝川や武庫川女子大附属、甲陽学院で出題された『淀川八景』(藤野恵美)がこれにあたります。

 

次に、ここ数十年の間に出版され、中学入試や国語の問題集でもよく見かける王道的な作品、三田学園で出題された『あすなろ物語』(井上靖)などがこのパターンです。

 

そして、今回ご紹介するのが、3つめの明治・大正・昭和に活躍した文豪たちの「名作」からの出題です。

そんな古い作品が入試にでるの?とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は兵庫県でも毎年いくつかの中学校で「名作」が文章問題に使われています。

 

 たとえば、今年であれば、

『蛙』(芥川龍之介)甲南   

『魔術』(芥川龍之介)夙川

『一房の葡萄』(有島武郎)親和

『論語物語』(下村湖人)神戸大学附属

 といった「名作」が出題されています。

 これらの作品は実はWEB上にて無料で読むことが可能です。

 

青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)には、著作権が切れた名作などを電子書籍化して無料公開されています。

現在は約1万5800点を読むことができるそうです。

無料で読めるものを集めたインターネット上の図書館のような存在です。

 

 小学校が休校になっていてまとまった時間がある今こそ、こうした「名作」にふれる機会をつくってはいかがでしょうか。

 

藤岡教室四谷大塚NET板宿本部校
 神谷 貴史
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