過去問の取り組み方 【算数編】
入試が近づき、具体的な学校の過去問にも取り組み始めている頃かと思います。
過去問演習をより効果的にするために、過去問に取り組む際の要点をまとめました。
ぜひ参考にして学習をより効果的なものにし、合格を勝ち取ってください。
今回は【算数】の過去問の取り組み方についてお届けします。
過去問演習をやったから力がつくとか,十何年分やったから合格するとか,そんなことはありません。ありませんが,過去問をやっておくことで得られることがあります。
① 時間配分のヒントを得る
まず,時間配分のヒントです。
50分の試験なのにやたら問題数が多いとか,60分70分なのに大問が4つしかないとか,中学校によって要求される処理スピードはまちまちです。
解き直しをすることも考えに入れて時間配分の計画を立てておきましょう。
② 難易度を知る
難易度もいろいろで,こんなん誰も解かれへんやんという問題や答えを出すのに何分かかるねんと聞きたくなるような問題を出す学校もあります。
捨てる問題を作るかどうかもふくめて,試験を受ける際の作戦を立てておきましょう。
簡単な計算問題から始まってだんだん難しくなっていくのなら対策を立てやすいですが、途中にこそっと難問が隠れていることもあります。
③ 入試問題の傾向を知る
入試問題の傾向もつかめると思います。計算問題がいくつ出て,速さと平面と場合と立体が必ず出るとわかっているのなら,弱点をそのままにしておくことはできないでしょう。
今後の勉強の指標を与えてくれるはずです。
何年分かを解いていると,20点とか30点で青くなるときもあると思います。なぜそんなことになってしまったのか振り返るのはもちろん大事ですが,「この年の受験生でなくてよかったね」ぐらいに考えて笑い飛ばすのも必要です。過去問を解くうえで,大切なのは点数ではありませんから。
藤岡教室四谷大塚NET板宿本部校
出口 弘
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